ハーフサイズ ルイ・ラトゥール シャブリ・ラ・シャンフルール [2007]375ml価格:1,323 円(税込、送料別)
ショップ名:ウメムラ Wine Cellar
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2008.8.19に入荷しました。2008.11.6に再入荷しました。2008.12.24に再入荷しました。 ここ数年 ルイ・ラトゥールが造るスタンダード・白ワインの品質向上には、目を瞠る物がある。シャブリ03は素晴らしく美味しかった。が、一転して04では中途半端で方向性が見えないようなワインだった。05は或る意味シャブリとは少し違うのだが、お値打ちな白ワインとしては安価で文句の付けようがなかった。06も同じ方向性で美味しいワインだった。07がどうなったのか気になり、入荷前に確認をしてみた。 それは、私の予想を超える物だった。繰り返し言っていますが、温暖化の影響はワインの世界にも顕著に見られます。シャブリのように硬い酸・引き締まったミネラルを身上とするワインには特に影響が大きいのですが、それとどう折り合いを付けて素晴らしいワインを造っていくのかが問題なのです。多くの造り手は表面上 余り気にせず今までの造りを踏襲し、環境変化に気付いていないかのようにみえます。ルイ・ラトゥールは、会社トップの交代も関係しているようですが、その変化にいち早く気付き、どう対応するか検討・実施していったようです。その結果、04は対応に苦慮したようだが、05以降素晴らしい成果を残せたようです。07では、”ブルゴーニュの美味しいシャルドネ”的になったシャブリを昔ながらのスタイルに回帰させながら、実に洗練された物に仕上げています。その成果はフラッグシップ、コルトン・シャルルマーニュの変化にも顕著に表れているように思われます。それは、97.01とは明らかに違う造りと洗練度を持った05に見て取れます。 2005、2006と際立つ酸・引き締まったミネラルが特徴のシャブリではなく、まるでボーヌのシャルドネのような素晴らしいワインだった。前回2006でも言ったが、2005より2006の方が上?と思えるほどの完成度を感じた。2007のフランスワインは始めて飲む。ヴィンテージ特性は分からないが、05、06に比べ厳しい年だったように聞いている。それがどうなったか、確認したくて飲んでみた。 8℃前後で抜栓し、30分くらい置く。少し緑がかった薄いレモンイエロー、白い花、スイカズラ、オレンジの花、ニセアカシア、ジャスミン、山梔子、ビターオレンジ、グレープフルーツ、リンゴ、ライム、パイナップル、ソルダム、生クリーム、ナッツ、フェンネルシード、クミンシード、オレガノ、タイム、タラゴン、ローズマリー、セーラ、メリッサ、アニスシード、ライムストーン、石英系のミネラル、ペトロール、非常に薄い色合いを持ち、爽やかさとキレを感じる花とフルーツのノートが静かに広がる。口に含んだとき05、06に感じられたフルーツ系の甘みは少なく控えめになっているが、綺麗な酸と上品な甘さを感じるアフターに少し驚いている。ファーストアタックから分かり易く明確な姿を見せていた05、06と違い、キレとコク、爽快感に加えて、洗練度すら持ち始めたようだ。止まりようのない温暖化故か従来のシャブリとは別の道を歩くことを覚悟した結果なのかもしれない。時間が経つと、どっしりとしたコク・ボディだけでなくトロッとしてペトロールとしか言い様のない高い粘度を見せ始めた。更に、様々なハーブとミネラルが顔を覗かせ、複雑さと鋭さを深めている。予想外の洗練度とバランスだ。そして、ミネラルの硬さと酸の清らかさが素晴らしい。2000円少しで買えるシャルドネ・シャブリとしては途轍もない品質だ。友人達も驚いていた。流石 ルイ・ラトゥールと言うべきだろう。この3年で見せた変化はルイ・ラトゥールが温暖化に対応し、これをシャブリの次世代スタンダードと考えて造った結果ではないかと想う。物凄い技術力と対応力と決断だ。バランスが悪く厳しかった2004と対を成すワインだと思う。ボーヌの白というよりニュイの白といっても分からないかもしれない。2008.7.19さて、07のシャブリがどうなったのか一度味わってみて下さい。驚かれますよ。